「無添加コスメって、本当に必要なの?」 「成分表示を見ろって言われても、何を見ればいいのかわからない」
そう感じたことはありませんか?
こんにちは、うららです。私は元エステティシャンで、サロンで化粧品の販売もしていました。そして自分自身はアレルギー体質の敏感肌。つまり、化粧品を「売る側」と「肌が弱い使う側」の両方を経験しています。
この記事では、その両方の立場から、アレルギー体質の私が自分の肌のためには選ばない成分3つと、誰でも今日からできる成分表示のかんたんな見方をお話しします。
先にお伝えしておくと、この記事は「この成分は危険!」と不安をあおるものではありません。あくまで「敏感肌の私の場合はこう選んでいる」という体験談として、化粧品選びの参考にしてもらえたらうれしいです。
サロンで化粧品を売っていてわかったこと
販売する側にいて、いちばん感じていたのはこれです。
ほとんどの人は、成分ではなくイメージで化粧品を選んでいる。
「CMで見たから」「パッケージが素敵だから」「値段が高いからいいものだと思って」。もちろんそれ自体が悪いわけではありません。ただ、敏感肌の方に限っては、イメージで選ぶと肌に合わないものを引き当てる確率が上がってしまいます。
もうひとつ、販売側にいたからこそ言えることがあります。
価格と肌へのやさしさは、比例しません。
高価な化粧品には良い成分が使われていることも多いですが、「高い=低刺激」ではないんです。数千円のデパコスで荒れた肌が、1,000円のシンプルな処方のもので落ち着く、ということは普通にあります(私のクレンジングがまさにそうでした)。
だからこそ、値段やイメージではなく「自分の肌に合うかどうか」で選ぶ目を持つことが、敏感肌さんにとっては何よりの節約になります。
アレルギー体質の私が、自分では選ばない成分3つ
ここからは、私が自分の化粧品を選ぶときにチェックしている成分の話です。
大事なことなので繰り返しますが、これらの成分が「悪」なわけではありません。配合には理由があり、多くの人には問題なく使えるものです。あくまでアレルギー体質・敏感肌の私は刺激を感じやすかった、という私基準のリストです。
① エタノール(アルコール)
化粧水などによく配合されている成分です。さっぱりした使用感や清涼感を出してくれる、いわば「使い心地担当」。
ただ、揮発するときに肌の水分も一緒に持っていきやすく、乾燥しやすい私の肌には刺激になりやすい成分でした。
実は私、昔は美白化粧品でスキンケアを揃えていた時期がありました。大手メーカーの化粧水を「有名だから間違いない」と思って使っていたのですが、肌がヒリついてしまい、使い続けられなかったんです。
どんなに有名でも、どんなに良い商品でも、自分の肌に合うかどうかは別問題なんだと痛感した出来事でした。あとから成分表示を見ると、私に合わなかった化粧水にはエタノールが上のほうに書かれていることが多かったんです。
成分表示では「エタノール」と書かれています。表示の上のほう(=配合量が多い)にあるものは、私は避けるようにしています。
ちなみに、成分表示でよく見かける「フェノキシエタノール」は、名前は似ていますがエタノールとは別物です。こちらは防腐剤の一種で、揮発による乾燥の心配はないので、混同しないでくださいね。
② 香料
いい香りは癒しになりますし、香りで化粧品を選ぶ楽しさもよくわかります。サロンでも「香りが好きだから」というリピーターの方はたくさんいました。
ただ、香料はアレルギーの原因になりやすい成分のひとつでもあります。敏感肌の私は、毎日使うスキンケアは無香料を選ぶと決めています。
私自身、海外の有名ブランドのコスメを愛用していた時期があります。使うたびに優雅な気持ちになれて、あの高揚感は今でも好きです。ただ、だんだん香りを強く感じるようになってしまい、手放しました。
香りものが悪いのではなく、毎日肌にのせるものと、気分を上げるためのものは分けて考えるようになった、という話です。今はスキンケアは無香料、香りはたまの楽しみ。これも私なりの「ゆるい」折り合いの付け方です。
ひとつ注意してほしいのは、「天然の香りなら安心」とは限らないこと。精油(エッセンシャルオイル)などの植物由来の香りでも、刺激やアレルギーの原因になることはあります。ナチュラル系のコスメを選ぶときも、この点は同じように見てあげてください。
③ 洗浄力の強い洗浄成分(硫酸系界面活性剤など)
3つ目は、洗顔料やクレンジング、シャンプーに使われる洗浄力の強い洗浄成分です。代表的なものだと「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」といった硫酸系と呼ばれる成分で、泡立ちが良く、洗浄力がしっかりしているのが特徴です。
しっかり洗える=良いこと、と思われがちですが、敏感肌にとっては話が別。必要なうるおいまで洗い流してしまい、乾燥やつっぱりの原因になりやすいんです。サロン時代にお客様の肌を見ていて感じた「洗いすぎ」の多くも、洗浄力の強すぎるアイテムが原因のひとつでした。
私がクレンジングをミルクタイプにしているのも、これと同じ理由です。「落とすケア」こそ、成分表示を見る価値がいちばん大きいアイテムだと思っています。
誤解しないでほしいこと
ここまで読んで「じゃあ全部無添加のものにしなきゃ」と思った方、ちょっと待ってください。
「無添加」と書いてあれば安心、というわけでもないんです。
「無添加」は何が無添加なのかが商品によってバラバラで、香料だけ無添加でも「無添加化粧品」と名乗れます。逆に、防腐剤には品質を守るという大切な役割があり、防腐剤フリーの商品は開封後の管理に気をつかう必要があります。
正直に言うと、私自身は「パラベン」や「鉱物油」も、できれば避けたい派です。ただ、それは「危険だから」ではありません。調べてみると、パラベンは少量で品質を守れるよう長年研究されてきた防腐剤ですし、鉱物油も現在のものは精製度が高く、安定した成分とされています。
それでも私が不使用のものを選ぶのは、「入っていなくても困らないなら、よりシンプルな処方を選びたい」という、10年かけてできた私なりの基準があるから。実際に愛用しているカウブランド無添加シリーズも、防腐剤・鉱物油不使用の処方です。
避けるにしても「怖いから」ではなく「自分の好みで選んでいる」と自覚しておくこと。そして、これらが入った化粧品を使っている人を不安にさせないこと。それが、成分と上手に付き合うコツだと思っています。
だからこそ、この記事で挙げた3つも「悪い成分リスト」ではなく、あくまで私の肌との相性の記録として読んでください。
そして何より、肌に合う・合わないは本当に人それぞれ。私に合わない成分があなたの肌には全く問題ないことも、その逆もあります。
だから私は「成分を敵にする」のではなく、「自分の肌が苦手なものを知っておく」という付き合い方をしています。これが10年ゆるく続けてきた、私なりの結論です。
今日からできる、成分表示のかんたんな見方
最後に、成分表示を見るときのポイントを3つだけ。難しい成分名を覚える必要はありません。
① 成分は「配合量が多い順」に並んでいる
化粧品の全成分表示は、原則として配合量の多い順に書かれています(1%以下は順不同)。つまり最初の5つくらいを見るだけで、その化粧品の「主成分」がわかるんです。
② 自分の「苦手成分」だけ覚えておく
全部チェックするのは大変なので、過去に肌が荒れたときの化粧品の成分をメモしておき、共通しているものを探す。私はこの方法で、自分がエタノールと相性が悪いことに気づきました。
③ 迷ったらパッチテスト
新しい化粧品は、いきなり顔に使わず二の腕の内側などで試してから。地味ですが、敏感肌にとってはいちばん確実な方法です。
まとめ:成分を「敵」にしない、ゆるい付き合い方
- 化粧品は価格やイメージではなく「自分の肌に合うか」で選ぶ
- 私が選ばないのは、エタノール・香料・強い洗浄成分。ただしこれは敏感肌の私基準
- 「無添加=安心」でもない。大事なのは自分の苦手成分を知ること
- 成分表示は最初の5つを見るだけでも十分
完璧に成分を理解する必要はありません。まずは今使っている化粧水の裏面を、最初の5つだけ眺めてみてください。それだけで、化粧品選びの目は確実に変わりますよ。


