無添加×国産の本みりん、ついに見つけました|福来純「伝統製法熟成本みりん」レビュー

無添加×国産本みりん福来純を見つけました 食べるもの
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「無添加で、国産の本みりんが欲しい」

そう思って売り場に立ったのに、糖類入り、外国産米、醸造アルコール入り……と、3つの条件が揃う1本になかなか出会えない。そんな「みりん探しの旅」を続けてきた私ですが、

ついに、見つけました。

こんにちは、うららです。前回の記事で「無添加×国産の本みりんは、酒屋さんや自然食品店まで探す範囲を広げる必要がありそう。手に入ったらレポートします」と書きました。この記事は、その約束のレポートです。

出会ったのは、白扇酒造の「福来純 伝統製法熟成本みりん」。そして今回、以前使っていた糖類入りの本みりんと色となめ比べで直接対決もさせました。結果は、想像以上でした。

福来純 伝統製法熟成本みりんのボトル

先に結論から。この福来純は、私が実践編でまとめた「迷わない3ステップチェック」を、初めてすべてクリアした1本です。

3ステップチェック福来純 伝統製法熟成本みりん判定
① 名称欄が「本みりん」か本みりん
② 原材料が3つだけかもち米・米麹・米焼酎
③ カッコ内の産地が国産かもち米(国産)・米麹(国産米)

糖類なし、醸造アルコールなし、外国産米なし。「本みりん」の4文字だけ見て失敗した頃の私に、教えてあげたい1本です。

そして糖類入りと比べてみた結果、見た目も味も、はっきり違いました。私はこれから、無添加の本みりんを買うことに決めました。

福来純本みりんの原材料表示
項目内容
商品名福来純 伝統製法熟成本みりん
製造白扇酒造(岐阜県)
内容量/価格500mL/1,265円(税込・購入時)
原材料もち米(国産)、米麹(国産米)、米焼酎
購入場所オーガニックスーパーの酒売り場

白扇酒造は岐阜県の老舗の蔵元で、この福来純は「本物のみりん」を探す人たちの間では定番として名前が挙がる1本。米の力だけで甘みを引き出すために、時間をかけて熟成させる昔ながらの製法で造られています。

ちなみに、ボトルに有機JASマークは付いていません。つまりこの福来純は「無添加だけど、オーガニック表示ではない」商品。無添加とオーガニックはまったく別の軸だという、生きた実例です。この2つの違いはこちらの記事で解説しています。

今回の発見でお伝えしたいのが、置いてあった場所です。

福来純が並んでいたのは、調味料コーナーのみりん売り場ではなく、酒売り場でした。

実は知識編のQ&Aで「本みりんはアルコール分14%前後のお酒なので、調味料売り場になければお酒コーナーを見てみてください」と書いていたのですが、それを自分の体験として回収することになるとは。棚の前でラベルを裏返して、原材料が3つだけなのを確認した瞬間は、思わず「あった…!」と声が出そうになりました。長かった。

みりん売り場だけ見て「このお店にはない」と諦めていた方、酒売り場、見てください

せっかくなので、以前使っていた糖類入りの本みりん(実践編に登場したもの)と並べて比較してみました。

福来純本みりんと糖類入り本みりんの色の比較。福来純のほうが明らかに濃い琥珀色

写真のとおり、色が全然違います。福来純は明らかに色が濃い。時間をかけて熟成させた本みりんは、こんなに深い色をしているのかと、並べてみて初めて知りました。「熟成」という言葉を、目で理解した感覚です。

次に、それぞれ少量をなめ比べてみました。

福来純は、コクが深い。米だけでここまでの甘みと厚みが出るのかという味わいです。一方、糖類入りのほうは、個人的には少し風味が異なるように感じました。単体で使っていたときは気にならなかったのに、並べて比べると差がはっきり出る。

念のためお伝えすると、糖類入りの本みりんは今まで普通においしく使ってきましたし、知識編で書いたとおり「糖類入り=悪」ではありません。ただ、比べてしまった今、私はもう戻れないなというのが正直なところです。これからは、無添加の本みりんを買います。

料理での使い込み(照り焼きの照り、煮物の仕上がり)は、これからじっくり確かめて、この記事に追記していきますね。

正直に言うと、スーパーの糖類入り本みりん(500〜800円台)と比べて、福来純は500mLで1,265円(税込)と高めです。

でも私は、この価格差に納得しています。理由は2つ。

1つ目は、時間の値段だから。糖類で甘みを補えば短期間で造れるところを、米の力だけで甘みを出すために長い時間をかけている。あの色の濃さとコクは、その時間の証拠です。2つ目は、みりんは毎日大量に使うものではないから。1回の使用量で考えれば、1本を使い切るまでの差額は思っているより小さいはずです。

とはいえ、「まず無添加生活を始めたい」という段階の方が、いきなりここまでこだわる必要はありません。みりん風調味料から本みりんに変えるだけでも大きな一歩。私も10年かけて、やっとここまで来ました。

もうひとつ、うれしい報告があります。

福来純を見つけたあとに行ったイオンでも、無添加の本みりん(九重櫻)を発見しました。原材料表示を裏返して確認するクセがついた今は、今まで素通りしていた棚で「あ、これもそうだ」と気づけるようになったんです。九重櫻は愛知県碧南市の九重味淋の本みりんです。

3ステップチェックを覚えた一番の効果は、この「探す目」かもしれません。無添加×国産の本みりんは、幻の商品ではありませんでした。見る場所と見る方法を知らなかっただけ。同じように探している方も、きっと見つかります。

振り返ると、私のみりん探しはこんな旅でした。

  1. 知識編:「本みりん=無添加」と思い込んで失敗。糖類入りでも本みりんと名乗れると知る
  2. 実践編:売り場で迷子になり、「名称→原材料→産地」の3ステップチェックにたどり着く。でも無添加×国産は見つからず
  3. 完結編(この記事):酒売り場でついに出会う。比べてみたら、色も味も違った

この旅でわかったのは、「何を譲れないか」を自分で決めて、決めたら探す場所を変えてみること。譲れない条件が明確なら、答えはちゃんとどこかにあります。

Q
福来純はどこで買えますか?
A

私はオーガニックスーパーの酒売り場で購入しました。本みりんは酒類なので、酒類販売免許のある店舗での取り扱いになります。調味料売り場になければ酒売り場を確認してみてください。自然食品店や一部の酒屋、Amazon・楽天などの通販でも取り扱いがあります。

Q
開封後の保存方法は?
A

本みりんはアルコール分を含むため常温保存できるのが一般的ですが、保存方法はパッケージの表示に従ってください。

  • 福来純 伝統製法熟成本みりんは、名称・原材料3つ・国産の3ステップチェックをすべてクリアした本みりん(500mL・税込1,265円)※2026年筆者購入時価格
  • 置き場所はみりん売り場ではなく酒売り場。本みりんはお酒だから
  • 糖類入りと比べると、色の濃さもコクの深さもはっきり違った。私はこれから無添加の本みりんを買います
  • 探す目ができると、イオンでも見つかった(九重櫻)。無添加×国産の本みりんは、幻ではありません
  • いきなりここを目指さなくてOK。みりん風調味料→本みりん→原材料3つ、と段階を上げていくのがゆる無添加流

「本みりん=無添加じゃなかった」というショックから始まった旅が、こうして1本のみりんにたどり着きました。同じように売り場で迷っている方の、地図代わりになればうれしいです。

※本記事は筆者個人の感想です。味の感じ方には個人差があります。商品の原材料・価格・仕様は変更される場合がありますので、購入時にパッケージの表示をご確認ください。