「無添加のだしに変えたいけど、結局どれを選べばいいの?」 「無添加だしって高そう。毎日使えるコスパのいいものはある?」
そんな方に向けて、この記事ではイオンのだし売り場で実際に購入した無添加だしパック3種を、価格・原材料・味まで使い比べてレビューします。
私はこの3種類を、実際に料理に使っています。売り場で原材料表示を確かめて選び、使い込んでわかったそれぞれの個性と、いちばんお得な選び方をお伝えします。
【結論】迷ったらこれ。3商品の使い分け早見表
先に結論です。
| 商品 | 1袋あたり | 向いている料理 |
|---|---|---|
| ① トップバリュ 天然だしパック かつお味 | 約19円 | 毎日の味噌汁 |
| ② ヤマキ 鰹節屋のだしパック | 約49円 | 肉じゃがなど煮物 |
| ③ 国産素材のだしパック(長田食品) | 約55円 | だしを味わうスープ |
初めての1袋なら、①トップバリュをおすすめします。1袋約19円という価格なので「口に合わなかったら」の心配なく試せて、味はすっきり万能。ここから「煮物はもっとコクが欲しい」と感じたら②を、「だしそのものを味わいたい」なら③を足していくのが、私が実際にたどった順番です。
なぜこの3つなのか、それぞれ実際どうなのかを、ここから詳しく解説します。
「無添加だし」を選ぶ3つのチェックポイント
だし売り場には「無添加」「化学調味料不使用」と書かれた商品がたくさん並んでいますが、表示の言葉だけで選ぶと落とし穴があります。私が購入前に必ず確認しているのは次の3点です。
① 原材料が「だし素材だけ」か
理想は、原材料欄にかつお節・昆布・煮干し・椎茸などの素材名だけが並んでいること。「食塩」「砂糖」「粉末醤油」が入っているものは味付きタイプで、無添加表示でも純粋なだしとは別物です。
② 「酵母エキス」「たんぱく加水分解物」の有無
ここがいちばんの落とし穴です。これらは食品表示のルール上「添加物」に分類されないため、「化学調味料無添加」と書かれた商品にも普通に入っています。人工的に旨みを補う加工素材なので、素材そのままの味にこだわるなら原材料欄を必ずチェックしてください。
表示の見方はこちらの記事で詳しく解説しています。
③ 続けられる価格か
だしは毎日使う消耗品です。パッケージの価格だけを見ると分量が違って比べられないので、「1袋あたり」「1gあたり」の単価で比較すると、印象に惑わされず選べます。
今回の3商品は、いずれも原材料が素材のみ(食塩・砂糖・化学調味料・酵母エキス不使用)であることを、売り場で原材料表示を確認して選んでいます。
【比較表】イオンで買える無添加だしパック3選



| ①トップバリュ 天然だしパック かつお味 | ②ヤマキ 鰹節屋のだしパック | ③国産素材のだしパック(長田食品) | |
|---|---|---|---|
| 内容量 | 9g×14袋 | 9g×8袋 | 8g×30袋 |
| 税込価格 | 267円 | 394円 | 1,650円 |
| 1袋あたり | 約19.1円 | 約49.3円 | 約55.0円 |
| 1gあたり | 約2.1円 | 約5.5円 | 約6.9円 |
| 主な原材料 | かつお節・さば節・いわし煮干し・昆布・本枯節・焼きあご(すべて国産) | かつお節・いわし煮干し・昆布 | 煮干し(長崎)・かつお節(鹿児島)・昆布(北海道) |
| 味 | すっきり万能 | コクが強い | やさしく上品 |
※価格は2026年7月5日時点、筆者購入時のイオン店頭価格(税込)です。店舗・時期により異なります。 ※原材料は変更される場合があります。購入時は必ずパッケージの表示をご確認ください。
1袋あたりの価格には約3倍の開きがあります。ただし「安い順=おすすめ順」ではありません。味の方向性がはっきり違うのが、この3つを常備している理由です。1つずつレビューします。
①トップバリュ 天然だしパック かつお味【1袋19円。毎日の味噌汁はこれ】

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 内容量/価格 | 9g×14袋/267円(1袋あたり約19.1円) |
| 原材料 | かつお節、さば節、いわし煮干し、乾燥昆布、かつお本枯節、焼きあご(いずれも国産) |
| 購入場所 | イオン各店・イオンネットスーパー |
イオンのプライベートブランドの無添加だしパック。国産のだし素材のみで、食塩などの調味料は不使用。熟成された本枯節と焼きあごが入っているのは、この価格帯では珍しい構成です。
最大の魅力は1袋あたり約19円という価格。「無添加だしは高い」というイメージを完全に覆してくれます。
毎日使っている感想
私はこれを毎日の味噌汁用にしています。すっきりとしたかつおの風味で、具材や味噌の味を邪魔しません。毎日飲んでも飽きない、いい意味で「普段着のだし」です。
無添加だしが初めてなら、最初の1袋は迷わずこれを。この価格なら「合わなかったらどうしよう」というハードルがありません。
こんな方におすすめ:無添加だしを初めて試す方/毎日たっぷり使いたいコスパ重視の方/すっきりした味噌汁が好きな方
②ヤマキ 鰹節屋のだしパック【コクの厚みが別格。煮物の主役】

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 内容量/価格 | 9g×8袋/394円(1袋あたり約49.3円) |
| 原材料 | かつお節、いわし煮干し、昆布 |
| 購入場所 | イオンほか全国のスーパー |
創業100年を超える鰹節メーカー・ヤマキの、天然素材100%だしパック。三種のかつお節に、いわし煮干しと昆布をブレンドした鰹節屋らしい配合です。
1袋あたり約49円と①の2.5倍しますが、だしのコクと厚みがまったく違います。
毎日使っている感想
私はこれを肉じゃがなどの煮込み料理専用にしています。かつおの力強いコクが煮物の味を底上げしてくれて、いつもの肉じゃがが「ちゃんと出汁をとった味」に仕上がります。
醤油やみりんの濃い味付けに負けない存在感が②の強み。煮物の仕上がりに物足りなさを感じている方は、だしをこれに変えるだけで違いがわかるはずです。
こんな方におすすめ:煮物や鍋などコクの必要な料理をよく作る方/かつおの風味をしっかり感じたい方
③国産素材のだしパック【産地明記の上品さ。スープが主役の日に】

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 内容量/価格 | 8g×30袋/1,650円(1袋あたり約55.0円) |
| 原材料 | イワシ煮干し(長崎県製造)、鰹節(鹿児島県製造)、昆布(北海道製造) |
| 購入場所 | イオンのだし売り場ほか |
長崎・平戸の長田食品による、産地まで明記された国産素材のみのだしパック。保存料・食塩不使用です。
1袋あたり約55円と3商品では最も高価ですが、30袋入りの大容量なので買い置きに向いています。
毎日使っている感想
私はこれを味噌汁や野菜の煮込みスープに使っています。煮干しと昆布のやさしい旨みがベースで、塩を控えめにしても物足りなさを感じない、澄んだ上品な味わい。かつおの香りが立つ①②とは方向性が違う、「飲んでほっとする」だしです。
こんな方におすすめ:だしの味そのものを楽しみたい方/産地のはっきりした素材を選びたい方
私の使い分けと、家族に起きた小さな変化
| 料理 | 使うだし | 理由 |
|---|---|---|
| 毎日の味噌汁 | ①トップバリュ | すっきり万能でコスパが良い |
| 肉じゃが・煮物 | ②ヤマキ | 濃い味付けに負けないコク |
| 野菜スープ・汁物 | ③国産素材 | だしの味をそのまま主役にできる |
はじめは「だしなんてどれも同じでは?」と思っていた私ですが、使い分けを始めてしばらくして、家族に「今日、だし変えた?」と聞かれたことがあります。味の違いに気づいてもらえた瞬間は、思わず「やった!」とうれしくなりました。
だしを変えるだけで、いつもの料理の印象は確実に変わります。まずは①と②の2種類からでも、試してみてください。
だしパックの基本の使い方
どの商品も使い方はほぼ共通です(詳細は各パッケージの表記に従ってください)。
- 鍋に水400〜500mLとだしパック1袋を入れる
- 火にかけ、沸騰したら中火で3〜5分煮出す
- パックを取り出してできあがり
沸騰後に長く煮出しすぎるとえぐみが出ることがあるので、時間はパッケージどおりに。それから、使い終わっただしパックの中身は、醤油とごまを加えて炒めれば無添加ふりかけに再利用できます。素材だけのだしパックならではの楽しみ方です。
知っておくと選びやすい、だし素材の基礎知識
最後に、素材ごとの旨みの違いも簡単に。ここを知っておくと、今後ほかの商品を選ぶときにも役立ちます。
| だしの種類 | 主な旨み成分 | 特徴 | 向いている料理 |
|---|---|---|---|
| かつおだし | イノシン酸 | 香り高くすっきりしたコク | 味噌汁・お吸い物・麺つゆ |
| 昆布だし | グルタミン酸 | まろやかで上品 | 湯豆腐・炊き込みご飯 |
| 煮干し(いりこ)だし | イノシン酸 | 力強く素朴 | 味噌汁・うどん・煮物 |
| 椎茸だし | グアニル酸 | 深いコクと独特の香り | 煮物・精進料理 |
かつお×昆布のように旨み成分を掛け合わせると相乗効果で旨みが強くなるため、市販のだしパックの多くは複数素材をブレンドしています。今回の3商品もすべてブレンド型です。
よくある質問
- Q無添加だしは薄く感じませんか?
- A
化学調味料の強い旨みに慣れていると、最初は物足りなく感じるかもしれません。ただ数日続けると素材本来の旨みがわかるようになり、逆に顆粒だしを濃く感じるようになる方も多いです。物足りないときは煮出し時間を少し延ばすか、パックを2袋にしてみてください。
- Q3つのうち、まず1つ選ぶならどれ?
- A
毎日の味噌汁がメインなら①トップバリュです。煮物中心なら②、だしの味そのものを楽しみたいなら③を。
- Q離乳食にも使えますか?
- A
今回の3商品はいずれも食塩・化学調味料不使用なので、大人の料理からの取り分けはしやすいだしです。ただし離乳食への使用可否や月齢の目安は商品ごとに考え方が異なるため、パッケージやメーカーの案内をご確認ください。離乳食の進め方に不安がある場合は、かかりつけ医や自治体の相談窓口にご相談を。
まとめ|無添加だしは「使い分け」でもっとおいしくなる
- コスパ最強は1袋約19円の①トップバリュ 天然だしパック かつお味。毎日の味噌汁に
- コク重視なら②ヤマキ 鰹節屋のだしパック。肉じゃがなど煮込み料理に
- やさしい味わいの③国産素材のだしパック。だしをいかすスープに
- 選ぶときは「素材だけか」「酵母エキスが入っていないか」「続けられる価格か」の3点をチェック
無添加だしは、特別なお取り寄せをしなくても、いつものスーパーで手に入ります。まずは毎日の味噌汁のだしから1つ変えてみませんか。いつか家族から「今日、だし変えた?」と言われる日が来るかもしれません。
だしを変えたら、次は味噌もこだわってみませんか。
※本記事の価格は2026年7月5日時点の筆者購入時のもので、店舗・時期により異なります。 ※商品の原材料・規格は変更される場合があります。ご購入の際は必ず商品パッケージの表示をご確認ください。 ※味の感じ方には個人差があります。本記事は筆者の実体験にもとづく個人の感想です。



